no.367 その土地にあるものを私たちらしく

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1月は冷たい
息は白く 頬にあたる空気がつきささるように
それでも日が昇ると
雲ひとつないとても澄んだ青空が輝く太陽を優しく包むように
ゆっくりゆっくり大地へ光を送ってくれる

冷えている分 空気が澄んでいて 霜がゆっくりとけるからか
普段のバチッとする静電気も忘れるくらいに 肌に感じる空気が湿っている


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この場所で 皆さまをお迎えして
伊豆の自然を一緒に感じられたらと準備しています


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八重の水仙が庭にも自生している
群生しているところもあって 背の高さもそれぞれ
道脇には 私を見て!と長い花茎をたわわと揺らしている様子がたくさん見られる

朝目覚めて 顔も洗うまえに飛び出して
朝ならではの発見がすきなことのひとつ

どうして寒くないんだろうと思うほど
陽ざしがあたたかく なにより夢中な気持ちなのかもしれない
その日は本当にあたたかな日和だった


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そんな一日一日を
昨年10月に植樹した 種から育てられたユーカリも過ごしているのだろうと
風が強い日や
冷たい雨の日も
この光をただただ待っているんだなと
先月からの小さくもしっかりと変化 成長してくれている新芽を確認しては
感嘆する
胸があつくなる

どうかあと少し冬を無事に越してくれますように


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伊豆下田アトリエのある建物は お客様が宿泊できる設備になっています
大きな窓はまるで壁画のようで
自然を眺めるための窓
メインテーブルでコーヒーを淹れることから始まる
ダウンジャケットを着て
風の音 鳥たちの鳴き声だけをききながら
いつしか(ここでは(笑))テレビがないことにも息子も慣れてきて
いろんななんでもないことを話す
歌をうたったり
この日ははじめて下の歯がぬけた
そうして食べてしまっていたことを皆で笑った
まいっかと


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剪定の時期に束ねたリースは
お玄関脇の紫陽花を中心に
枝は枝垂れ桃の枝

剪定あとの今年はきっと花をたくさんつけてくれるだろうと今から楽しみ
紫陽花は葉芽がたくさん膨らんで
桃もいきおいよく花芽をいっぱいつけてくれていた
来月の様子がまた楽しみ


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この空間で生活していると
いろんなことを感じる
そこから生れるものがある
毎月少しづつだけれど確実に形にしてゆくように

来月はモビール
この空間にあわせたモビールを
自然素材を眺めながら 感じてもらえるモビールを制作中
好きな色の組み合わせ「赤と黒」を自然素材にプラスしてゆく
モビール black/red シリーズを展開してゆきたい


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なにかを持ち込むばかりではなく
農業用の小さな小屋のように
その土地に根ざし、自然を相手とした暮らしの手段
そこには先人の知恵や工夫がたくさんある

気候や立地、そこに住む人々の活動といった風土を感じ、学びながら
ゆっくりとアトリエ活動してゆきたいと
私たちは思っています


2018年 伊豆下田アトリエを皆さまにお披露目できるよう 
オーナー進士 剛光さんとともに準備しています

伊豆下田アトリエ (宿泊施設 みんなのいえ内)








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伊豆下田から入荷の小さな白いムスカリ
来週からのワークショップでさっそく皆さんと小さな苔玉にできそうです
楽しみです!




















by green-tokyo | 2018-01-15 14:19 | 伊豆下田 RINESURFCAFE | Comments(0)
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